こんにちはミムです。今回は老後の生活費に関して調べてみました。
夫婦二人世帯の老後生活費
夫婦二人世帯の老後生活費は月に27万929円使っているそうです。平均的に見れば、毎月3万3269円を貯金から取り崩して生活していることになります。
例えばですが、65歳から95歳までの30年間続くと、1年で約40万円必要になるので、1200万円程度は老後の資金として用意しているということになります。
夫婦ですので、一人あたり600万円の資産形成が必要ですね。
内訳をパーセンテージから金額にするとこんな感じです。
※エクセルで計算をしたのですが、元の資料と内訳の金額の合計を引くと、241円分足りていません。多分参考資料の%を四捨五入している関係だと思われます。
内訳の金額を見ると、住居費に突っ込みを入れたいところですが、夫婦二人での老後の最低日常生活費は平均22万1000円となっている為、大体20~30万円くらいは費用がかかっています。
その他、交際費、教養・娯楽を削れば赤字が無くなり、資産を取り崩さなくても済みそうですが、取り崩しても余裕のある額を備えていそうです。
2020年現在の所得代替率が60%程なので、現役での手取り月収が夫婦合わせて36万2000円相当と計算ができます。手取り年収が440万ですと世帯年収が大体570~600万円と予測できますので、世帯年収600万円あれば社会保障給付額が21万7000円になり、調査結果と同じようなモデルの給付額になります。
単身世帯の老後生活費
単身世帯の老後生活費は月に15万1800円かかります。
貯金の取り崩し額は2万7090円です。60歳から95歳の35年間ですと、年間約32万5000円かかるので、1137万円程かかる計算になります。どちらの世帯も1200万円相当かかりますが、単身の場合は1馬力で1200万円の資産を形成している可能性が高いです。
こちらも内訳を金額にするとこんな感じになります。
こちらも住居費にツッコミをいれたいです。教養・娯楽、その他、交際費を削ればなんとか資産を取り崩さなくて済みそうなところですが、資産を取り崩して生活しています。
こちらの社会保障給付額を見る限り、平均手取り月収は19万2500円となり、年収は300万円前後と言ったところでしょうか。
まとめ
夫婦世帯では月に20~30万円くらいの生活費がかかり、単身世帯は15万くらいの生活費がかかっている状態です。
調査の統計通りの生活をすると、夫婦世帯、単身世帯においてどちらも1200万円程度の資産形成をしていると言えそうです。ただし、質素な生活をすれば収支は±0になり、資産を取り崩さなくても良さそうです。
夫婦世帯は世帯年収600万、単身世帯は世帯年収300万の場合の社会保障給付でした。
所得代替率が今のまま行けば良いのですが、最悪の場合、所得代替率が35%になるかもしれないので、先人たちの資産形成を見習い、出来るだけ若いうちから余裕のある資産形成を行うのが吉です。
出典
「生活保障に関する調査」|公益財団法人 生命保険文化センター