投資は将来の資産形成や財務目標の達成に向けて重要な手段です。しかし、初めて投資を始める場合、どのようなステップを踏めばよいのかわからないこともあるでしょう。このブログでは、投資を始めるためのステップをご紹介します。
1.家計簿をつけて家計を見直す
家計の見直し
まずは、家計簿をつけて、家計を見直しましょう。特に家賃や保険、通信費などの固定費を削減することが大切です。食費、娯楽費、日用品などの変動費は節約しても効果が薄い場合が多いです。
具体的には、家賃の安いところへ引っ越す。金利の低い住宅ローンに借換を行う。携帯代の安いキャリアにする。コスパの良い保険に入るなどの節約する方法があります。
月に1万円だけでも節約することにより、お金が貯まるスピードが上がったり、投資に回せるお金が多くなったりします。特に投資では、運用期間が長くなるほど少額でも将来的にはとても大きな金額になります。
新卒のうちは手取り収入が少ないと思うので、手取りの10%を貯めても意味ないと思うかもしれませんが、塵も積もれば山となるの精神が必要です。長期で見るとお金を貯めている人と、貯めていない人でどんどん差が開いてしまいます。
高金利の負債を返済する
リボ払いをしている人は、早めに返済を済ませましょう。
リボ払いとは、クレジットカードの利用者が一度に全額支払いできない場合に利用できる支払い方法の一つで、毎月一定額を支払うことで、残りの請求額を分割して返済することができます。
デメリットは、金利が15%と高金利のため、利息が発生し、長期間にわたって返済を続けることになるため、総返済額が増える可能性がある点です。
株式のインデックス投資で幾何平均5%のリターンが見込めれば良い結果なのに対し、確実に年利15%で資産が逃げていく状態は非常に危険です。
シミュレーションした結果、利息が2.6万円です。借入金額が大きくなると、返済額が追いつかずに借金から抜け出せなくなる事例もあります。
2.生活防衛資金を貯める
生活防衛資金とは、死亡・失業・ケガ・病気・災害などの万が一による収入の減少や停止に備えるお金のことです。車の購入や、教育費、住宅購入などの「使うことが決まっている貯金」とは別に貯める必要があります。
生活防衛資金は生活費の3カ月~1年分を貯めるのが一般的です。例えば月に20万円使っていれば、最低60万円は貯めておきたいですね。1年ですと240万円になります。
家計を見直すことが出来ていれば、生活費も抑えられるので、その分生活防衛資金も少額になると思います。なるべく月の支出を16万円程にして、6カ月分の100万円は貯めておきたいですね。
住信SBIネット銀行では、目的ごとに口座を分けられるのでオススメです。
目的別口座 | 商品・サービス | NEOBANK 住信SBIネット銀行
3.投資の勉強をする
投資も野球と同じように、始める前にルールなどを覚えることが大切です。野球で言うインフィールドフライ、振り逃げ、スクイズなどの難しいルールを無理に覚えなくても大丈夫です。ストライク3つで1アウトという感覚で、軽く勉強してみるのが良いと思います。難しいところは、実際に運用して失敗しながら覚えても良いと思っています。
今は無料で質の高いYouTubeやブログで勉強できる時代ですので、それらで学んでみるのがお勧めです。また、本で勉強するのも良いと思います。
オススメのYouTubeチャンネル
オススメのブログ
・トラインベスト|知識ゼロから老後までに3,000万円作る方法
・梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
・氷河期ブログ | 年収300万円!氷河期世代が生き残るための資産形成ブログ
・バンガードS&P500ETF(VOO)に投資するりんりのブログ
オススメの本
4.口座開設をする
生活防衛資金が貯まり、勉強も終えたら実際に運用をするのですが、その前に証券口座を開かなければ、投資をしたくても行うことが出来ません。
オススメの証券口座は手数料の安いネット証券です。主に楽天証券、SBI証券、マネックス証券のうちどれかを開いておけば問題ありません。
投資信託で積み立てを行いたいのであれば、クレジットカードで積み立てることにより、ポイント還元してくれるSBI証券がお勧めです。ETFだとドル転コストの低いSBI証券、米国株の注文を24時間したい人はマネックス証券がオススメです。
5.少額からでも良いので投資をする
口座が開けたら、入金を行い、実際に投資をしてみましょう。投資信託であれば100円からでも投資をすることが可能です。
少額から資産運用を行えば、大きな失敗をしても致命傷になることはほぼ無いでしょう。金融のことを勉強して、資産運用スキルも立派な自己投資であり、能力を伸ばすことにも意味があります。
運用スキルが育っていなければ、退職金などの大きなお金で、手数料の高い投資商品を買ってしまい、カモられてしまう可能性もあります。
また、最初は少額から始めても、投資に回すお金を増やすこともできますので、まずは相場を読まず少しずつ投資をしていくことが大切です。
以下の3つの商品が、100円から買うことが出来る、全世界の株式に自動で分散投資を行ってくれる初心者にオススメの投資信託です。
(責任は負いかねますので、投資は自己責任でお願いします。)
最後に
番号をふって順番を書きましたが、順不同で良いと思います。家計を見直すところもなく、生活防衛資金がすでに溜まっていれば、口座開設をしてその間に勉強もできることでしょう。運用しながら勉強をしても良いと思っています。かく言う私も貯金30万円くらいで投資を始めてしまいました。
皆さんの励みになれば幸いです。