介護職のキャリアパス：年収300万円から施設長で400万円に - 猫のように気ままに書いていくブログ

こんにちは、ミムです。本日はタイトルにある通り、キャリアアップについて書いていきます。

「介護の仕事は好きだけど、給料が低くてこのまま続けるのが不安」そんな声をよく耳にします。

私自身も、デイサービスの介護職員として年収300万円前後で働いていました。ところが今では施設長になり、年収は400万円になりました。

今回は、介護職員から施設長になった経緯、収入や仕事内容の変化、そして実際に感じたメリット・デメリットをリアルにお伝えします。

介護職でキャリアアップを目指す方の参考になれば幸いです。

キャリアアップについて

実は2025年の4月からデイサービスの施設長になっていました。年収も300万円から400万円にアップしました。

年収300万円の介護職員が資産運用をした結果を報告していましたが、これからは年収400万円の施設長が資産運用をした結果報告になります。

約半年に渡りタイトル詐欺をしてしまい、誠に申し訳ございません<(_ _)>

キャリアアップの経緯

キャリアアップの経緯につきましては、いくつかあります。

給料をアップさせたい
ポジションがない
スキルアップをしたい

給料をアップさせたい

介護職員でいたとしても年収300万円で給料が全く変わらないなと思い始めたことが1つの要因です。

年収300万円だと、自分が求める豊かな人生が手に入ら無さそうだなと感じました。実際ファイナンシャルプランを立ててみると、老後までずっと質素な生活を続ける未来が見えました。

過去にもFIREは普通の人には無理という記事を書いていますので、良ければ読んでみてください。

minvestment.hatenablog.com

年収が400万円になったことにより、投資できる資金が増えて、将来的に出来ることの選択肢が広がりました。

ポジションがない

給料が変わらない要因にもなりますが、現場リーダーというポジションがなく、給料を上げるにはキャリアアップするしか道がありませんでした。

スキルアップをしたい

自ら身体介護のスキルアップをして現場リーダーになり、質の良い介護サービスを提供できるようになろう。後進育成をしようとも思っていましたが、何か他のスキルも欲しいなと思うようになり、介護職員から相談員、相談員から施設長というキャリアアップをしました。

実際に出来ることが増えて楽しいなと思えました。給料が上がってスキルを身に着けられるので個人的にはオススメです。

キャリアアップして大変なこと

キャリアアップして良いこともありますが、実は大変なことはいくつかあります

職場の人間関係
人材育成
経営の安定化

主にこの3つが大変だなと感じることが多いです。特に人間関係は本当に難しいと感じます。

職場の人間関係

派閥や対立

介護職員、看護師、送迎員、厨房など職種ごとに異なる専門性を持つ職員が連携して働くため、意見の食い違いから対立が起きたりすることがあります。中立的な立場で調整役をするのが大変です。

実際あったこと

送迎での道順についての対立
- 送迎員と介護職員でお客様への自宅の行き方について対立する
介護職員と看護師でケアが異なる
- お客様に昼寝をさせるかどうかで対立する
介護職員同士でも対立する
- 「あの人全然手伝ってくれないんだけど、どうにかしてよ」と相談される

対人関係で片方の話だけを聞いて評価をしたりすると、もう一人の職員から不信感を買い、離職に繋がるので気を付けましょう。

実際に私はやらかしていますので、みなさんは私の二の舞にならないように気を付けましょう。アドバイスとしては、事実確認のみを行いましょう。評価や助言は一切しないほうが良いでしょう。

施設長は不満を言わないほうが良い

不用意な発言をすると、誰かを敵にしてしまい、全て自分に返ってきてメンタル不調になるので気を付けましょう。噂話は広まるのがとても速いです。

味方を作るならまだしも、敵を作る必要はありません。賢く立ち回りましょう。

追い打ちにはなりますが、私の場合、相談できる人がいないので孤独になりがちです。相談できる相手がいると心が浄化されると思いますが、私の場合は、心をすり減らしています。

人材育成

言う事を聞かない

これは問題外かもしれませんが、言う事を聞かない人の方が多いです。

私は上下関係というのが嫌いなので、対等に接するようにしているのですが、そこにつけこんで、言う事を聞かないということがあります。

こういうことがあると、不満を言えない、言う事を聞かない職員がいる、ストレスがたまる、不満を言えないという無限ループの完成です。

経営の安定化

経営の安定化に関しては、月の平均利用者数や単価アップをしていくわけですが、単価アップをするためには、加算を取るしかありません。

個別機能訓練加算を導入しようとすると、1日の業務の流れを変えなくてはいけないのですが、介護職員や看護師と一緒に仕組みを作らなければいけません。

ただ、ここで介護職員や看護師から「そんなのムリ！」と反発があるので気持ちが萎えますね。

売上、粗利、営業利益といった数字は公表していますが、その数字の捉え方が、私と介護職員、看護師で違うなと感じることがあり、とてもさみしい気持ちになります。

処方箋

これまで書いてきた内容を読むと、人間関係で疲弊して大変そうだと思われる方もいるかと思います。

これらを何とか乗り越えるために行った方が良いこと（処方箋）を書きます。

読書
筋トレ
マインドフルネス
3行日記

読書

読書をすることで、厳しい環境でも生き残る術を見つけましょう。

リンク

色々と本を読んで実践した中で個人的に大事だと思っていることは

期待を下げること
人は人、自分は自分と線引きをして割り切ること
人の話を聞いて何を求めているか理解すること
基本的に他人とは理解しあえないということ

この4つを守っていれば、波風をたてることはないと思います。

筋トレ

筋トレに関しましては、過去にも記事を書いていますが、鬱や不安といったストレスを軽減し、思考力、学習力、幸福を高めてくれる効果があるので、オススメです。

minvestment.hatenablog.com

マインドフルネス

マインドフルネスに関してもストレス軽減効果があるので、オススメしたいです。自分の身体状況に気づくことが結構重要だったりします。

minvestment.hatenablog.com

3行日記

3行日記とは、その日にあった良いことを3つ記録する方法で、1週間続けると幸福度がアップするそうです。こういった日記を書くときにマインドフルネスが役に立つので合わせ技で使ってみてください。

ポジティブ心理学の超定番「三行日記」の科学的根拠と実践法 | パレオな男

キャリアアップして良かったこと

これまでネガティブなことをたくさん書いてきましたが、決して悪いことばかりではありません。

様々な人と出会えるようになった
スキルが身についた
仕事全体が見れるようになった
給料が増えた
読書するようになった

様々な人と出会えるようになった

本社の人

本社の人ととは介護職員しか経験していないと中々会う機会がありません。本社では総務、労務人事、経理など様々な部門があり、そこの所属している人たちに会うことがあります。

実際に会ってみるとどんな業務をしているのかが見えるのでとても新鮮です。裏で色々とサポートして頂いていることに感謝できるようになりました。

現場

出会いとは異なりますが、色々な人がいるなと感じることが多くあります。人によって価値観が異なれば、職務態度や行動や思考が全く異なることに最近気が付き、勉強になっています。

スキルアップができた

管理請求、収支管理、人材管理、計画作成など、これ以外にも業務があります。これらは実際に行ってみると地味な作業が多いですが、これらがあることで健全な運営ができているなと実感することができて、楽しいと感じることが多いです。

仕事全体が見れるようになった

スキルアップの部分で出来る業務が増えたことにより、現場の業務を俯瞰して見られるようになりました。また本社の人と出会うことによって裏方の仕事も分かるようになるので視野が大分広くなったなと実感しています。

給料が増えた

管理業務が増え、対人関係において中立でいなければならないため、その対価として給料が介護職員より多くなります。給料が多くなると生活の安定や将来設計が立てやすくなります。

私の場合、投資が趣味なので、給料が増えることにより投資に回せるお金が増えるのでとても嬉しいです。

読書するようになった

職場の人間関係のところでも書きましたが、読書はしたほうが良いです。

厳しいと感じる環境でも生き残る術を本から学ぶことにより、きっと今後の人生でも役に立ってくれるでしょう。

特に会社でも人生でも人間関係が人生の幸福に与える影響は大きいので、人との接し方やマインドは学んでおくことに越したことはないでしょう。

最後に

まだ施設長になったばっかりなので、施設長になってよかったかどうかはわかりませんし、辛いことの方が多いと感じますし、人としてもまだまだ未熟だと感じています。

しかしながら、人間力を高めるチャンスだとも思うので、色々と学びながら、キャリアアップをして良かったと思えるようにしていきたい所存です。

「何かを得たいと思ったら何かを捨てるしかない」とはよく言ったものですが、この場合においては、「スキルや給料を得たいと思ったら、心を捨てる」感じになってしまいますが、人として強くなるチャンスでもあるので、チャンスをものにできれば、「何かを得たいと思ったら、色々得てしまった」ということにもなり得ましょう。