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賃貸物件を安く借りる方法

 

引越しの際に、賃貸物件を探している方々にとって、賃貸物件安く契約して節約をすることは過去のブログに書いたように、非常に重要です。

 

しかし、多くの人々は賃貸物件を安く契約する方法について知識が不足しているかもしれません。

 

このブログでは、賃貸物件を安く契約する効果的な方法をいくつか紹介します。これらのヒントを実践することで、予算を節約しながら理想の物件を見つけることができるでしょう。

 

 

好みの物件をネットで探す

まずは、自分が住んでみたいと思う条件に合った、好みの物件をSUUMOで3件ほどで探しましょう。

 

良い物件が見つかったら、物件情報画面をスクリーンショットか印刷をして、不動産屋(仲介業者)に行き、内見をさせてもらいましょう。

 

 

内見後に見積書を貰う

内見をしたら、見積書と物件の概要が載ったマイソクを貰いましょう。この時に手付金や申込書を、支払ったり、申し込んだりしないように注意しましょう。

 

 

条件交渉できる項目

家賃・共益費

「家賃をさげてくれませんか?」と交渉すること自体は可能です。交渉する際に、下の図のように物件の過去の契約を調べて、値下げの理由を持っておくと良いでしょう。交渉を断られた時は潔く引き下がりましょう。

 

例えば、家賃が6.7万円で提示された場合、下の図のようなものがあれば、「過去に6.4万円で貸し出していたことがあると思うので、6.4万円で借りれたら嬉しいと思うのでオーナーに確認して頂いても良いですか?」と交渉することが可能です。

 

また、共益費がある場合は、家賃か共益費のどちらかを下げてもらうような交渉を持ちかけるのも良いでしょう。

 

その物件の契約履歴以外にも、近隣物件の家賃相場を目安に交渉するのも良いでしょう。

 

物件の過去の契約の調べ方は「○○(物件名) 契約履歴」などで検索するとホームズで引っかかる場合があります。

 

礼金

礼金とは、オーナーへのお礼の意味で支払うものですが、今では礼金がないところの方が多いので、交渉しても良いでしょう。

 

ホームズによれば、礼金を取ることによって入居の際の初期費用が高くなってしまい、空室が埋まらないリスクがあるため、初期費用を安くすることで入居者を確保して、家賃収入を安定させたいという心理が働くそうです。

 

仲介手数料

賃貸物件の仲介手数料で家賃1ヵ月分を請求された!これって違法?によれば、仲介手数料は法律で入居者から取れるのは、原則家賃の0.55ヶ月分までと決まっています。

 

この原則を超えるようでしたら、交渉をしてみましょう。そして最近では、仲介手数料を無料にしてくれるイエー!といった仲介業者もありますので、そちらに頼んでみるのも手です。

 

保証会社加入料

保証会社加入料とは、オーナーのための保険で、家賃が振り込まれなかった場合に、保証会社が入居者に代わってオーナーにお金を支払う仕組みです。

 

個人的には本来はオーナーが加入すべき保険だと思いますが、入居者が支払う構造になっています。

 

ホームズによれば、保証会社加入料の相場は50%~100%です。

 

ハウスクリーニング・害虫駆除・室内消毒

ハウスクリーニングは、敷金の代わりに設定されていることもあります。その場合は敷金と同じく家賃の1~3カ月で設定されていることがあります。退去の際に戻ってくるお金なのか確認が必要です。

 

内容によっては、原状回復、害虫駆除、室内消毒などがありますが、内容を確認したうえで、退去の際の原状回復以外で、不要なものは伝えてみましょう。

 

ぶたどん不動産のブログによれば、害虫駆除や室内消毒は、バルサンを撒いたり、アルコール消毒をするくらいなので、不要な場合が多いかと思います。メリットは入居の際にゴキブリが転がっていないことくらいだと思います。

 

火災保険

仲介業者もしくは管理会社が火災保険の内容を指定している場合もありますが、自分で安い火災保険に入りたいと伝えてみましょう。

 

私の場合ですが、2年間で4万円の保険に加入して欲しいと言われたことがあります。交渉した結果、2年で1万円の保険に加入しました。

 

鍵交換費用

UR賃貸住宅 によれば、鍵の交換の相場は1万円~2万円が目安です。この金額を超えるようであれば交渉をしてみても良いでしょう。

 

24時間安心サポート

任意かどうか確認しましょう。契約書に加入が明記されている場合、基本的には加入が必須になります。

 

24時間安心サポートの内容は、水漏れ、カギの紛失、ガスや電気といった様々なサポートを受けられるサービスです。

 

宅建Jobマガジンによれば、基本的には加入する必要はないサービスとのことです。下記は私なりの不要な理由の考察です。

 

①月々1万円払っても、使用する機会がないため損をしている気分になる。

 

②管理会社や業者に連絡すればスポットで解決できることが多く、そちらの方がトータルでの費用が安い。

 

※②の管理会社や業者に頼むと、悪質な水道修理業者に相場以上の請求をされてトラブルになるため、相場を知って、知識武装は必要です。

 

条件交渉をしやすい時期

SUUMOによれば条件交渉しやすいのは5月~9月です。逆にそれ以外の時期は交渉しても値下げをしてくれる可能性が下がりそうです。

 

見積りを複数社に出す

条件交渉できる項目を覚えたら、複数社に見積もりを出してみましょう。オススメは賃貸見積.comイエー!といったネットでの見積りです。

 

次は非効率になりますが、物件の近くの不動産屋さんに見積りを依頼しましょう。

 

安い不動産屋と契約する

見積りを複数社から取ったら、安いところと契約を行いましょう。

 

不動産の仕組み

レインズ

物件は基本的に、どこの仲介業者からでも借りることができます。例えばですが、下の図のように不動産A、不動産B、不動産C、どこからでも好みの物件は借りることができます。

 

理由は、マンションA、マンションB、マンションCなど、その他にも様々な空室物件がレインズという、どの不動産仲介業者でも見れるサイトがあるためです。

管理会社と仲介業者

オーナーは基本的に、物件の管理、入居者の募集を管理会社と仲介会社に業務委託をしています。物件を借りる際、オーナーと直接やりとりせず、不動産業者と契約をするかと思いますが、こういった仕組みがあるためです。

 

入居する際に仲介手数料が0.55ヶ月を超えたり、不要な害虫駆除、24時間安心サポートがある場合、この2つの会社が手数料として入居者からお金を貰う場合があります。

 

必要なものであればサービスの対価としてお金を支払っても良いですが、不要であればサービスは断っても良いでしょう。

注意点

礼儀を忘れずに、交渉できるところは交渉しましょう。なんでも値切れば良いと言うわけではありませんのでご注意を。

 

 

まとめ

賃貸物件を安く借りるために、まずは交渉をできるポイントや相場、不動産の仕組みを知ることが大切です。

 

そして必ず見積書をもらい、複数社に相見積もりをとり、比較検討して賢く安く物件を借りましょう。

 

引越しで数万円変わるのは大きな金額です。このブログを通して知識を身に着け、実践して頂ければ幸いです。

貯蓄をしたい人必見!家計簿をつけるコツ!

 

貯蓄は健全な家計の基盤を築くために欠かせない要素です。しかし、貯蓄をするためにはまず自分のお金の流れを把握することが重要です。

 

そこで今回は、効果的な貯蓄を実現するための家計簿をつけるコツ2選についてご紹介します。家計簿をつけることで収入と支出を明確にし、ムダな出費を抑え、意識的な貯蓄を実現することができます。さあ、一緒に家計簿のつけ方のコツ2選を見ていきましょう!

 

 

1.マネーフォワードMEを活用しよう

家計簿をつけるコツ。それは「マネーフォワードMEの活用」です。

時代の進歩とともに、私たちの生活におけるお金の管理方法も変化してきました。以前は手書きやExcelで家計簿をつけることが一般的でしたが、今やオンラインサービスの登場により、より便利で効率的な方法が提供されています。

 

その中でも、マネーフォワードは多くの人々に支持され、家計簿管理のトレンドとなっています。今回は、なぜマネーフォワードで家計簿をつけるべきなのか、その魅力と利点についてご紹介します。

 

マネーフォワードMEとは?

マネーフォワードMEは、個人や家庭のお金の管理をサポートするための、「お金の見える化アプリ」です。主に家計簿の作成や資産管理、支出分析などの機能を提供しています。

 

マネーフォワードの強み5つ

家計簿管理

マネーフォワードは、収入や支出、貯蓄、投資などのデータを入力して家計簿を作成することができます。自動的に取引履歴を読み込み、カテゴリ分けやタグ付けなどを行い、支出の詳細な分析が可能です。

 

資産管理

マネーフォワードは、銀行口座、クレジットカード、投資口座などの金融アカウントと連携して、総資産の一元管理を行います。資産の増減や投資のパフォーマンスをリアルタイムで確認することができます。

 

支出の自動カテゴリ

マネーフォワードでは、支出をカテゴリ別に自動分類してくれます。食費、交通費、光熱費などのカテゴリを細かく設定し、支出の詳細な分析が可能です。

 

予算設定と目標管理

マネーフォワードでは、予算を設定し、目標を管理する機能も提供しています。月ごとの予算設定や目標金額の設定、進捗状況の確認などができます。

 

自動取引読み込み

マネーフォワードは、提携している金融機関との連携により、自動的に取引履歴を読み込むことができます。手動でのデータ入力をする手間やミスを省くことができ、正確な家計簿の作成が可能です。

 

2.最適な支出割合を知ろう

家計における最適な支出割合は、個人や家庭の状況や目標によって異なりますが、一般的には以下のような目安があります。

 

固定費: 収入の30-50%程度

家賃や住宅ローン、光熱費、通信費など、毎月一定額かかる費用を指します。収入のうち、30-50%程度を固定費にすることが推奨されています。

 

生活費: 収入の30-40%程度

食費、日用品、交通費、医療費、教育費など、日常生活に必要な費用を指します。収入のうち、30-40%程度を生活費に充てることが一般的です。

 

貯蓄: 収入の10-20%以上

将来の目標や不測の出費に備えるために貯金を行います。収入のうち、10-20%以上を貯蓄に destinate することが推奨されています。

 

娯楽・趣味: 収入の10-20%

余暇やリフレッシュのための活動や趣味にする費用です。収入のうち、10-20%程度を娯楽や趣味に使うことが一般的です。


なお、これらの割合はあくまで目安であり、個々の状況や目標によって変動します。家計状況や収入の変動、優先順位などを考慮して、自身の家計に最適な支出割合を設定することが重要です。

 

この数値を目安に、数値の範囲外であれば、数値内に収まるように節約などをしていく工夫が求められます。

 

まとめ

マネーフォワードは家計簿管理のコツとして非常に便利なツールです。収入や支出、貯蓄、投資などのデータを入力し、自動的に取引履歴を読み込んで家計簿を作成できます。

 

さらに、資産管理や支出の自動カテゴリ分類、予算設定と目標管理などの機能も備えています。これにより、家計を効率的に管理し、支出割合を最適化することができます。

 

家計における一般的な支出割合の目安は、収入の30-50%を固定費、30-40%を生活費、10-20%以上を貯蓄、10-20%を娯楽や趣味にすることです。

 

ただし、個人や家庭の状況によって異なるため、自身の目標や優先順位に合わせて割合を調整することが重要です。マネーフォワードを活用することで、より効果的な家計管理が可能となります。

 

関連記事はコチラ

 

最後まで読んでいただき気ありがとうございます。

貯金をしたい人におすすめの商品はこちらです。よろしければ購入をして、応援をお願いします。

【投資におけるリスクとは何か】投資初心者に知って欲しいこと

こんにちは、ミムです。今回は投資におけるリスク(標準偏差)について書いていこうと思います。

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リスク(標準偏差)とは

リスクとはリターンのブレ幅の事

投資におけるリスクとは、「リターン(期待する利益)のブレ幅」の事を表します。リターンのブレ幅が小さいことを「リスクが低い」、ブレ幅が大きいことを「リスクが高い」と言ったように使います。またリスクは「結果が不確実であること」を意味します。リスクを減らす事は、確実性を増すことを意味します。

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三井住友トラスト・アセットマネジメントより引用 

リスクとは?|三井住友トラスト・アセットマネジメント

ブレ幅の数値化

株価などの値動きは、統計的に見て一定の範囲で上下することが知られています。それを数値化させたリスクは、統計学用語で「標準偏差」と呼ばれています。リターンとリスクという具合で書いてある場合のリスクは、振れ幅の事と思って良いと思います。

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my INDEXより引用

正規分布

日本株式や外国株式、日本債券で、リターンとリスクが違ってきます。上記の表の外国株式を正規分布にすると下の図のようになります。

 

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具体的な図

正規分布をもう少し分かりやすく図解すると下の図のようになります。投資を行うと振れ幅の大きさにより、含み損をすることもありますが、含み益になる期待値の方が高い事がイメージしやすいと思います。

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外国株式は平均リターンが7%、リスクが20%です。これは平均リターン7%を中心にして、±20%の変動が約70%の確率で起こる事を表しています。

通常では、どのくらいに収まるか

計算の便宜上、正規分布で考えると、約95.4%が平均値から±2標準偏差の中に入ります。金融業界では、平均マイナス2標準偏差の値くらいを最悪の目処として想定します。お金に強くなる!(ハンディ版)P100より引用 著者/山崎元

 上記の引用を参考にすると、100万円投資を行うと、1年後に約95%の確率で67~147万円の範囲内に収まるということです。最悪の場合100万円が1/3になってしまうということですね。逆に言えば最高の場合は、100万円が約1.5倍になっているケースもあると言う事です。

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暴落では?

暴落に巻き込まれると、資産が半分以下に減ることもあります。2008年に起こったリーマンショックの年の株価は±2標準偏差(2σ~‐2σ)に収まらない事象です。‐33%以上の損失が出る確率は約2.3%です。

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my INDEXより引用

大体10年に1回のサイクルで暴落が来ることが、歴史から読み取れます。投資した時が暴落直前の高値掴みだと、資産が翌年には半分になることもあり得ます。しかし、手放さずに長期投資を行えば、一括投資を行っても大丈夫です。参考記事はコチラ【高値掴みをしたらどうなるか】米国株式市場でシミュレーション 

まとめ

投資におけるリスクとは、「リターン(期待する利益)のブレ幅」の事で、リスクが大きければ不確実性が増えて、リスクが小さければ確実性が増えます。またリターンを中心に変動するため、長い目で見れば儲かる確率の方が高いと言えます。

通常の相場であれば±2標準偏差(σ)の範囲内に収まりますが、暴落の時には、この限りではなく、資産が半分になることもあります。しかし逆に儲かる可能性もある事も覚えておいてください。

参考にさせて頂いたサイト

リスクとリターン|投資の時間|日本証券業協会/【用語解説】リスク(標準偏差)|トラインベスト

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【iDeCoを知ろう】仕組み・節税・納税計算・メリット・デメリットについて。

こんにちは、ミムです。今回はiDeCoについて、満遍なく書いていきます。長くて少し難しい内容ですが、この記事を読んで理解することが出来れば、8割方大丈夫でしょう。(多分)

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概要 (仕組み)

iDeCoとは、自分の老後の資金(年金)を作るのに有利で、お得な制度で自分で選んだ金融商品に、毎月掛け金を積立てて、運用を行い、原則60歳以降に年金として受け取る仕組みです。

iDeCoで運用をすると、3つの節税効果があります。①住民税と所得税が軽減、②運用益が非課税、③退職金や年金としての控除が可能といった具合に、政府公認のお得な制度になっています。

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【メリット】どんな節税制度なの?

①積立時の掛金が「全額所得控除」になり、所得税と住民税が軽減される

iDeCoによる所得税と住民税の節税効果を、簡単に表にまとめてみました。例えば、年収300万の人が、月々1万円運用すると、年間1.8万円の節税になります。

もっと正確に節税の額を知りたい方は、SBI証券/iDeCoの節税シミュレーションをご利用ください。

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30歳で年収300~400万円の人が月に1万円、年間で12万円運用すると、1.8万円が返ってくるイメージです。1年で1.8万÷24万×100=15%の利回りになります。30年の運用でも変わらず単利15%の利回りです。

 

②運用益が非課税

 通常の投資商品を運用すると、配当金や売却益といった、運用益に対して課税されますが、iDeCoでは運用益が非課税です。

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分配金が課税されずに再投資されるため、効率的に「複利の効果」を得ることが出来て、長い期間運用できる若い人ほど有利になります。

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③受取時の一時金、年金ともに税制優遇されている

1.一時金で受け取る場合

 一時金として受け取る場合、退職所得控除が適用されます。これは加入期間により下の図のように控除額が異なります。

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10年間加入をして、運用により450万円の資金ができ、それを一時金で受け取ると、ざっくりと3.75万円の税金がかかる計算です。

計算式は、(年金資金)450万‐(控除)400万=50万÷2=(課税対象)25万。この25万円に所得税と住民税がかかります。所得税は下の図を参考。住民税は一律10%です。

所得税)25万×5%=1.25万円+(住民税)25万×10%=2.5万。(税金)3.75万円。

年収が300万円の人で、掛金が2.3万円だと、年間4.1万円節税になるので、10年間で41万円の節税に対して、この税金ならお得と言えるでしょう。

(月2.3万円を拠出して、10年で450万円にするには、年率9.1%のリターンが必要なので、少し現実的ではないですね。なので普通に非課税になる可能性の方が高いと思います。)

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2.年金として受け取る場合

年金として受け取る場合、雑所得扱いになります。雑所得として受け取ると経費として引ける控除は「公的年金等控除」です。

下の図は、国からの年金と、iDeCoで運用した年金資金の取り崩しを合算して、税金がかからない金額を示したものです。65歳未満だと年70万、65歳以上だと年120万円までは税金がかかりません。

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ここからは少し難しい部分になります。年齢と年金の額によって、控除額が変わってきます。結構複雑なので、下の図を参考に、具体例を出しながら説明をしようと思います。

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【1】 65歳で、国からの年金+iDeCoで受け取る年金額が350万円の場合、350万円×75%‐37.5万円=225万円が雑所得になり、ここから所得税と住民税を計算し、払わなくてはいけない税金を求めます。

【2】①所得税(下の図参照):225万円×10%‐9.75万円=12.75万円 ②住民税(一律10%):225万円×10%=22.5万円 ③所得税12.75万円+住民税22.5万円=35.25万円の税金がかかる計算です。

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 65歳で、国からの年金+iDeCoで受け取る年金額が500万円の場合、500万円×85%‐78.5万円=346.5蔓延が雑所得になり、所得税と住民税を計算します。

所得税346.5万円×20%‐42.75万円=26.55万円 ②住民税346.5万円×10%=34.65万円 ③所得税+住民税=61.2万円の税金がかかります。

個人的には、年金として受け取るよりも、一時金として受け取る方が、税金が低くなるのではないかと思っています。

 

デメリット

①開始維持に手数料がかかる

SBI証券で口座を開設すると、2021年7月現在、口座開設手数料2,829円がかかり、口座管理手数料が毎月171円かかります。ただ上記で書いた通り、節税効果もあるので、手数料がかかったとしてもお得であることには、変わりはないと思います。

 

②原則60歳まで、中途での解約、引き出しはできない

iDeCoを開始してしまうと、死亡、高度の障害を負う、生活保護を受給するなどの理由がない限りは、解約や引き出しを行うことができません。

月々の掛金が支払えない場合は、掛金の下限の5,000円にするか、積立を停止しましょう。積立を停止したケースでも、SBI証券ですと、口座管理手数料66円がかかります。(2021年現在)そのため、海外で暮らす予定のある人にiDeCoは向かないかもしれません。

 

③特別法人税の凍結が解除される可能性がある

特別法人税は、iDeCoの資産残高に年率1.173%の課税するというものです。1999年に凍結され、現在まで凍結の延長を繰り返しています。復活する可能性は低いと思われますが、もし復活することがあれば、利回りが年間1.173%未満の運用になると、資産が目減りすることになります。

 

④元本割れリスクがある

元本保証型の定期預金も商品の中に含まれていますが、大半は株式や債券などの価格変動する投資信託なので、元本割れリスクがあります。口座開設手数料が最初に発生するので、含み損からのスタートになるので注意しましょう。

 

⑤出口戦略が難しい

原則60歳~75歳の間であれば、自分の好きな時に、一時金として受け取るのか、年金として受け取るのか、併用するのかなどの選択肢があります。この出口戦略に関しては、個々人の節税や手数料に対する考え方や、ライフプランなどに左右されます。自分で制度を調べ、お得で人生設計に対し、納得のいく方法を見つけなければなりません。

 

⑥受取時に税金や事務手数料がかかる

税金に関しては、一時金と年金で受け取る場合で説明した通りです。(結局税金とられるんかい!)そして、受取手数料ですが、SBI証券ですと、給付を受ける毎に440円かかります。一時金で受け取るより、年金として受け取る方が給付を受ける回数が多くなるため、不利になっていくでしょう。

 

向いていない人

①家計に余裕のない人

家計に余裕のない人は、iDeCoに向いていない可能性が高いと思われます。例えば、収入が少なく、支出が多い状態の人。生活防衛資金を貯めていない人。住宅購入の頭金、結婚などで使うお金を貯めていない人などが当てはまると思います。老後資金を貯める前に、固定費を削ったり、ライフプランや家計を見直すなど、もっと優先すべきことがある人は向いていないと言えるでしょう。

 

②収入の少ない人

iDeCoは年収が多ければ多いほど、節税の恩恵を受けられる制度なので、年収が103万円を超えなければ、所得税や住民税を納めていないので、iDeCoに加入しても税金軽減のメリットを受けられません。また口座維持手数料なども加味すると、微妙でしょう。年収103~130万円の範囲については、人によってはiDeCoに加入することによって税金軽減のメリットを受けられます。

 

③海外に移住する可能性のある人

海外に移住すると、掛金を拠出できなくなり、60歳まで引き出すことが出来なくなります。今まで積み立てた分を60歳まで運用することになり、その間も口座管理手数料も発生します。また、海外で年金を受け取るにも、手続きがあり、面倒に思うこともあるでしょう。

 

iDeCoに加入対象者

国民年金第1号被保険者

20歳以上60歳未満の自営業者、フリーランス、学生など。ただし一部加入できない方もいるので、ご注意ください。

国民年金第2号被保険者

会社員、公務員の方。ただし勤務先の規約次第では加入できないケースもあります。

国民年金第3号被保険者

20歳以上60歳未満の厚生年金に加入している方の被扶養配偶者の方。

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iDeCo公式サイトより引用

iDeCoの拠出限度額について

iDeCoの拠出限度額については、自営業者や会社員の方などで異なってきます。最低拠出額は。月々5000円からで、そこから1000円単位で設定をする事ができます。

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iDeCo公式サイトより引用

 まとめ

iDeCoは自分で金融商品を選び、毎月掛金を拠出し、運用し、老後の資産形成に有利になるような節税効果のある、大変お得な制度です。老後に備えてお金を運用したい人にはオススメの制度と言えるでしょう。

しかし、生活防衛資金を用意したり、リスクを引き受ける覚悟をしたり、60歳以降の節税効果を考える必要があるため、中々踏み出すのが難しい制度とも言えなくはないでしょう。家計を見直したり、iDeCoのメリットとデメリットを比較したり、数字でシミュレーションを行ってみて、お得もしくは有利だと思うなら、使ってみるのもアリだと個人的に思っています。

参考にさせて頂いたサイト

iDeCo公式サイト|iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)【公式】/

個人型確定拠出年金:iDeCo(イデコ)|SBI証券/

第173回 【2022年からほぼ全員対象】iDeCoは老後資金問題の解決策になるのか?よくある質問6つに回答【株式投資編】 - YouTube

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【高値掴みをしたらどうなるか】米国株式市場でシミュレーション

こんにちは、ミムです。今回は、投資を始めたいけど、いきなり暴落に巻き込まれるのが怖い。という人向けに記事を書きます。

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結論

過去の米国株式市場を、10年以上握り続ければ、含み益になるため、高値掴みを恐れず、コツコツと積立投資を行うことが重要。さらに超長期保有は元本割れリスクを低減させてくれます。(未来の儲けを担保するものではありません)

参考にした株価チャート

ITバブルとリーマンショックを参考にしてみます。下の図のように、ITバブルは‐45%。リーマンショック‐50%の下落を経験しています。この期間に積立投資と一括投資をした場合、どうなるのでしょうか。シミュレーションをしましたので、ご覧くださいませ。

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2001年5月からのVTIの株価チャートはこちら。米国株式市場がどんな相場だったのかが、イメージしやすいと思います。2010年を境に、前半は全く儲かってなさそう、後半は好調そうなイメージですね。(2000年1月はまだVTIが出来ていないため、データが見つかりませんでした。申し訳ありません。)

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Investing.comより

S&P500のチャートをみると、2000年がいかに高値掴みだったのかが分かると思います。(VTIもS&P500みたいなものなので、ご勘弁くださいませ)

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Investing.comより引用

積立投資の場合

下の図は2000年1月~2015年1月まで、米国株式市場に毎月100ドルの積立投資を行った場合のシミュレーションです。※厳密には違いますが、米国株式市場とVTIは、かなり似ていますので、VTIでシミュレーションを行った、と思って頂いて結構です。

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投資を始めて間もなくITバブルに巻き込まれ、2000年4月~2004年1月までの4年間は、含み損の状態が続きます。その後に含み益になる期間もありますが、リーマンショックにより、2008年9月~2010年9月までの2年間の含み損もします。

米国株式市場全体の株式を握っていたとしても、多くの期間で含み損を抱えることになります。10年程はプラスにならない可能性もあります。しかし、この10年を耐えたら元本を割る事はなくなりました。2015年1月の時点で35935ドルになっています。

 

一括投資の場合

下の図は2000年1月~2015年1月まで、米国株式市場に18000ドルの一括投資を行った場合シミュレーションです。※毎月100ドル投資にまわすと元本が18000ドルになるため。

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こちらは積立投資とは異なり、ITバブル時の含み損の期間が5年4カ月と長くなっています。リーマンショックに巻き込まれた場合の、元本割れをする期間は全く同じになりました。

こちらも積立投資と同様に、米国株式市場の株式を握っていたとしても、多くの期間で含み損を抱えることになります。しかし、ITバブルの際には含み損の期間が積立投資より長くなることが分かりました。そして、10年を耐えたら元本を割ることはなくなり、2015年1月の時点で35096ドルになっていて、積立投資の方がリターンが少し大きくなっています。

 

注意点

今回のシミュレーションは、インフレを考慮しておらず、さらにドルを円に置き換えていませんので、為替を考慮していません。したがって、このシミュレーションが日本で通用するのかは不明ですのでご注意のほど、お願い致します。

為替を考慮してくれている、さらに分かりやすく親切なブログがあるので、是非こちらを参考にしてみて下さい。

 

長期投資は元本割れする確率を減らしてくれる

投資対象を保有し続けられる期間が長ければ長いほど、ポートフォリオに占める株式の割合を高めるべきなのだ。一般的に言って、投資期間が例えば二十年以上と、かなり長期間でなければ、株式から平均的に得られる高いリターンを手にすることは難しい。ウォール街のランダムウォーカーより

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ウォール街のランダムウォーカーより引用

上の図はS&P500を、1950年~2002年の間で、どのくらいの期間保有したかを別々に平均リターンとして表したものです。長期間保有し続けるほど、リターンが収束していくことを示唆しています。

 

長期運用とリスクの時間分散効果では、期待リターン8%、リスク(標準偏差)を20%として、福利効果を考えず、投資期間を50年とし、無リスク資産のリターンを2%にした場合、元本割れの可能性や、無リスク資産を下回る可能性が段々と低くなっていくことが示唆されています。

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長期運用とリスクの時間分散効果より引用

また、金融庁のつみたてNISA早わかりガイドブックでも、長期投資の効果について触れており「投資期間が5年と比べて、20年の方が元本割れする可能性が低くなる傾向がある」と言うような事を述べています。

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金融庁より引用

まとめ

ITバブル直前に投資を始めると、積立でも、一括でも、長期間含み損をしてしまいます。積立投資の方が含み損の期間が短いですが、後半になると一括投資と大差がなくなるようです。高値掴みの際の暴落時に、安心が出来て、精神的にやさしいのは積立投資でしょう。※前提は高値掴みをした場合ですのでご注意ください。

1年より5年、5年より20年と投資期間を延ばしていくことで、元本割れするリスクが徐々に減っていきます。投資をする場合は、バイアンドホールド(買ったら持ち続ける事)を徹底するのが大切です。

 

シミュレーションを使用させて頂いたサイト:Portfolio Visualizer

参考にさせて頂いたサイト:トラインベスト|知識ゼロから老後までに3,000万円作る方法みとべのできるかなインデックス投資のことなら 『myINDEX』 マイインデックス

 

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【投資初心者が知っておきたいインデックス投資】メリット・デメリットとは?

こんにちは、ミムです。今回は投資初心者が知っておくべき、インデックス投資の魅力やメリット、デメリットについて書こうと思います。

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インデックス投資の最大の魅力

投資の世界には、様々な投資手法があります。その中にインデックス投資も含まれます。インデックス投資の最大の魅力は、知識のない投資初心者でも、時間をかけずに出来る手法なのに対し、プロ並みの成績が出せる可能性があることです。

 

インデックス投資とは?

インデックス投資とは株価指数などの値動きと、連動した運用成果を目指す」投資手法の事です。株価指数の事をインデックスと言い、その種類は様々です。

日本だとTOPIXが有名です。これは東証一部に上場する企業の平均株価です。TOPIXに連動した商品を購入すると、東証一部上場している企業全体を買っている事になります。

 

様々なインデックス

日本

日経平均株価

日経平均株価は、日本経済新聞社東証一部に上場する225社を選んで、その株価を基に計算されています。日本の株式市場の大きな動きを把握する代表的な指数として用いられています。

TOPIX

TOPIX東証株価指数)は、一部上場している全銘柄を対象として計算されている株価指数です。TOPIXはトピックスと言い、Tokyo Stock Prince Indexの略称です。日経平均株価と並ぶ日本の代表的な株価指数です。

 

先進国

S&P500

S&P500はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出している、時価総額をベースにした指数です。ニューヨーク市場の約75%をカバーしていて、市場全体の動きを表すアメリカの代表的な指標です。

MSCIコクサイ・インデックス

MSCI社が計算している株価指数の事で、日本を除く先進国の株価動向を示す代表的なインデックスです。日本を除く先進国22か国に上場する約1400銘柄が対象で、先進国市場の約85%がカバーされています。

 

新興国

MSCIエマージング・マーケットインデックス

MSCI社が計算している株価指数の事で、新興国に上場する大型・中型株を対象にしたインデックスです。約900銘柄が採用されていて、新興国市場の85%をカバーしています。

 

全世界

MSCIオールカントリーワールドインデックス(ACWI)

アメリカのMSCI社が提供する外国株式インデックスで、国内外においてグローバル投資の際のベンチマークとしてもっとも有名なインデックスシリーズです。多くのETF投資信託がこのインデックスと連動する形で提供されています。

対象は先進国23か国、新興国24か国の約47か国です。各国市場の時価総額上位約85%をカバーする広範囲なインデックスです。銘柄数は約2500銘柄です。

このインデックスは、MSCIコクサイ+MSCIエマージング+日本くらいで覚えて貰えればと思います。

 

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

イギリスのFTSE社が提供している全世界株式指数(時価総額加重平均型)です。対象は先進国24か国と新興国23か国の47か国で、各国市場の時価総額の約95%をカバーする広範囲なインデックスです。銘柄数は約8000銘柄です。

 

メリット

初心者でも理解しやすく始めやすい

インデックス投資は、投資する商品と金額を決めてしまえば、あとは運用を任せるだけなので、投資に対する知識や技術がそこまで必要ではありません。ただし、投資商品の選び方や、自分でリスクを抑えたい場合などは資産の配分やリバランスなどの最低限の勉強は必要です。

手間がかからない

寝ている時や仕事をしている時も運用を任せてしまうので、PC画面をずっと見なくても大丈夫です。資産配分を組まれた場合は、資産配分が大きく変わってしまった時にリバランスをする必要はあります

分散投資になる

投資信託ETFは株式などの詰め合わせパックなので、1つの商品を買うだけで複数の銘柄に分散投資したことになります。分散投資を行うと、その中の1社が下落しても、全体でその下落を低減できるので、損失リスクを抑えられます

年間平均リターン3~7%が狙える

年間平均リターンとは例えば5%とした場合、100万円を1年運用したら105万円になるといった具合です。ただし、毎年必ずプラスになるとは限らず、マイナスになる年もあります。しかしながら15年以上の長期運用を行うと、元本割れリスクが限りなく低くなり、毎年の平均リターンが3~7%に収束する可能性もあることも過去のデータからも読み取れます。しかし、元本割れリスクは0%にはならない事、このデータは将来を保証するものでもないので妄信は禁物です。

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アセットマネジメントoneより引用

デメリット

短期で大きなリターンは狙えない

メリットの部分で「分散投資になるので、損失リスクを抑えられる」と書きましたが、リターンの場合も同じで、一社が高くなっても他の銘柄に相殺されてしまいます。

運用コストがかかる

投資信託ETFは運用を任せるため、運用コストを支払う必要があります最近ではコストの競争が激しく、運用コストが安い商品が多く存在します

投資信託であれば、株式0.09%~0.24%、債券0.12~1.8%、REIT0.28~0.3%、バランス型0.16~0.22%が安いと思います。ETFだと株式0.03~0.08%、債券0.05~0.08%、REIT0.15~0.20%くらいに抑えたいですね。

アクティブ運用だと平気で1%くらいコストがかかってしまい、100万円運用していたら年間1万円取られてしまいます。

元本割れするリスクがある

投資信託ETFと言った金融商品は上下に価格変動するため、元本割れを1度はしてしまいます。もし購入手数料のかかるものであれば、投資信託ETFを買った時に手数料分元本割れしています。

長期運用をすると大きい下落を経験する

2021年5月現在の全世界株式の投資信託ETFの内訳は、6割が米国株で占められています。近年では、日本株新興国株は米国株との連動が高くなっています。

そんな米国株市場は、1926年~2011年までの過去85年で、‐20%以上の下落を8回ほど経験しています。2020年のコロナショックも合わせると9回ですね。大体10年~15年くらいの周期で‐20%以上の下落を経験します。

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my INDEXより引用

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my INDEXより引用

長期運用をするとリスクが増える

リスクとは値動きの幅、つまり運用資産の不確実性の事ですが、投資の期間が長期化すると、リスクは拡大していきます。

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トウシル「楽天証券」より引用

オススメ商品

筆者のオススメは全世界株式に連動した金融商品です。代表的なものとしては、世界株式eMAXIS Slim 全世界株式楽天・全世界株式インデックス・ファンド SBI・全世界株式インデックス・ファンドなどです。

 

おわりに

インデックス投資は、全世界株式に連動する商品を購入すると、プロ並みの成績を出せる可能性があり、誰がやっても同じような安定した成績になる可能性があります。長期運用をすれば、資産価値のブレ幅は大きくなり、さらには暴落を経験して長い期間、苦しい思いをすることあります。しかし、狼狽売りをしなければ、元本割れリスクは減少していき、貯金より有利になり得ると筆者は考えています。

これから投資を始めたい人は、少し勉強をしてからインデックス投資を始めてみてはいかがでしょうか。ただし、私は責任を一切負いませんので悪しからず。

関連記事

投資信託とは何か?

ETFとは何か?

参考サイト

投資のデータ集:過去の市場暴落と回復年数 - myINDEX

勘違いだらけの「長期投資」 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

長期運用とリスクの時間分散効果

ゼロから分かる『リスクとリターン』

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ETFとは何か?

こんにちは、ミムです。今回はETFの仕組みや、メリット、デメリット、オススメの商品などについて書こうと思います。

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ETFとは

ETFとは上場投資信託とも呼ばれていています。投資信託との大きな違いは、上場しているかどうかですETFは基本的には日経平均株価といった指数への連動を目指す投資信託です指数とは、日経平均株価東証株価指数TOPIX)、S&P500と言ったものです。ETFは”上場”投資信託のため、株式と同様に証券会社を通じて証券取引所に売買注文をします。

投資信託とは何ぞや?という方はコチラからどうぞ:投資信託とは何か?

 

仕組み

 「証券会社等」が証券市場(株が売買されるところ)で買った、株式の詰め合わせパックを「運用会社」に渡して、「運用会社」がETFを設定します。「証券会社」はその代わりとして、そのETFを(受益証券)を受け取ります。「証券会社」は株式の詰め合わせパックとETF(受益証券)を互いに交換できます。

「 証券会社」がETF(受益証券)を証券取引所に上場させることにより、一般の投資家がETFの売買をできるようになります。

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一般社団法人投資信託協会より引用

メリット

1.少額から購入できる

ETFは数千円~数万円で購入することが可能です投資信託よりは高いですが、比較的少ない資金量でも購入できます。個別ですと、数万から数十万、数百万かかることもあります。

 

2.分散投資により、リスクを抑えられる

ETF日経平均株価に連動するような商品を買えば、日本の225社の企業に分散して投資をすることが出来ます。ETFは簡単に言うと、株式などの詰め合わせパックです。

全世界の株式に連動するFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスでは世界の約7000社以上に投資をすることが可能です。この指数に連動する商品は、2021年4月18日現在VTしかなく。1株の値段は101.83ドルでドル円レートは108.79円です。大体1万円ちょっとで世界の株式に投資が可能です。

 

3.リアルタイムで取引が出来る

ETFは証券市場に上場しているため、株式と同じように相場を見ながらリアルタイムでの売買が可能です。これは投資信託との違いになります。また株式同様に、成行注文や指値注文もできます

 

4.インデックス運用でコストが低い

ETFは基本的にはインデックス運用なので、コストが低く設定されています。アクティブ運用はインデックス運用よりコストが高く、リターンを蝕む可能性があるので、もしETFでアクティブ型があったとしてもオススメはしません。

 

5.厳重に資産が保全されている

各機関が破綻するような事態になっても、投資家が預けたお金は投資額に関わらず制度的に守られるようになっています。

 

デメリット

1.費用がかかる

株式とは違い、運用を代わりに行ってもらっているため費用がかかってしまいます。基本的には投資信託より費用が安く設定されていることが多いです。

 

2.元本保証がない

ETFは、元本保証がされている預貯金とは異なり、購入額が売却額を下回ってしまうと、損をしてしまう可能性もあります

 

3.積立ができない

投資信託は設定した日に自動的に積立投資を行ってくれるのですが、ETFは積立投資ができませんSBI証券だと米国ETFを積立てくれるサービスもあります

 

4.上場廃止の可能性がある

株式とは違い、上場廃止になると価値がなくなるわけではなく「繰上償還」になりますETFの運用資産が少なくなって、運用が難しくなった場合にETF保有者に信託財産を返すことを指します

 

5.分配金が自動で再投資されない

投資信託ですと、分配金が自動で再投資するコースなどがありますが、ETFは分配金を一旦受け取ってから自身で再投資をする必要があり、少し手間がかかります。

 

オススメのETF

VT(Vanguard Total World Stock Index Fund ETF

外国株式・海外ETF|SBI証券

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SBI証券より引用

2559:MAXIS全世界株式(オールカントリー)

国内株式|SBI証券

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SBI証券より引用

(責任は負いかねますので、投資は自己責任でお願いします。)

 

まとめ

ETFは比較的少額で買える、株式などの詰め合わせパックです。買ったらプロに任せて運用してもらうので、初心者でも簡単に投資をすることのできる商品です。

 

 

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