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【投資初心者が知っておきたいインデックス投資】メリット・デメリットとは?

こんにちは、ミムです。今回は投資初心者が知っておくべき、インデックス投資の魅力やメリット、デメリットについて書こうと思います。

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インデックス投資の最大の魅力

投資の世界には、様々な投資手法があります。その中にインデックス投資も含まれます。インデックス投資の最大の魅力は、知識のない投資初心者でも、時間をかけずに出来る手法なのに対し、プロ並みの成績が出せる可能性があることです。

 

インデックス投資とは?

インデックス投資とは株価指数などの値動きと、連動した運用成果を目指す」投資手法の事です。株価指数の事をインデックスと言い、その種類は様々です。

日本だとTOPIXが有名です。これは東証一部に上場する企業の平均株価です。TOPIXに連動した商品を購入すると、東証一部上場している企業全体を買っている事になります。

 

様々なインデックス

日本

日経平均株価

日経平均株価は、日本経済新聞社東証一部に上場する225社を選んで、その株価を基に計算されています。日本の株式市場の大きな動きを把握する代表的な指数として用いられています。

TOPIX

TOPIX東証株価指数)は、一部上場している全銘柄を対象として計算されている株価指数です。TOPIXはトピックスと言い、Tokyo Stock Prince Indexの略称です。日経平均株価と並ぶ日本の代表的な株価指数です。

 

先進国

S&P500

S&P500はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出している、時価総額をベースにした指数です。ニューヨーク市場の約75%をカバーしていて、市場全体の動きを表すアメリカの代表的な指標です。

MSCIコクサイ・インデックス

MSCI社が計算している株価指数の事で、日本を除く先進国の株価動向を示す代表的なインデックスです。日本を除く先進国22か国に上場する約1400銘柄が対象で、先進国市場の約85%がカバーされています。

 

新興国

MSCIエマージング・マーケットインデックス

MSCI社が計算している株価指数の事で、新興国に上場する大型・中型株を対象にしたインデックスです。約900銘柄が採用されていて、新興国市場の85%をカバーしています。

 

全世界

MSCIオールカントリーワールドインデックス(ACWI)

アメリカのMSCI社が提供する外国株式インデックスで、国内外においてグローバル投資の際のベンチマークとしてもっとも有名なインデックスシリーズです。多くのETF投資信託がこのインデックスと連動する形で提供されています。

対象は先進国23か国、新興国24か国の約47か国です。各国市場の時価総額上位約85%をカバーする広範囲なインデックスです。銘柄数は約2500銘柄です。

このインデックスは、MSCIコクサイ+MSCIエマージング+日本くらいで覚えて貰えればと思います。

 

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

イギリスのFTSE社が提供している全世界株式指数(時価総額加重平均型)です。対象は先進国24か国と新興国23か国の47か国で、各国市場の時価総額の約95%をカバーする広範囲なインデックスです。銘柄数は約8000銘柄です。

 

メリット

初心者でも理解しやすく始めやすい

インデックス投資は、投資する商品と金額を決めてしまえば、あとは運用を任せるだけなので、投資に対する知識や技術がそこまで必要ではありません。ただし、投資商品の選び方や、自分でリスクを抑えたい場合などは資産の配分やリバランスなどの最低限の勉強は必要です。

手間がかからない

寝ている時や仕事をしている時も運用を任せてしまうので、PC画面をずっと見なくても大丈夫です。資産配分を組まれた場合は、資産配分が大きく変わってしまった時にリバランスをする必要はあります

分散投資になる

投資信託ETFは株式などの詰め合わせパックなので、1つの商品を買うだけで複数の銘柄に分散投資したことになります。分散投資を行うと、その中の1社が下落しても、全体でその下落を低減できるので、損失リスクを抑えられます

年間平均リターン3~7%が狙える

年間平均リターンとは例えば5%とした場合、100万円を1年運用したら105万円になるといった具合です。ただし、毎年必ずプラスになるとは限らず、マイナスになる年もあります。しかしながら15年以上の長期運用を行うと、元本割れリスクが限りなく低くなり、毎年の平均リターンが3~7%に収束する可能性もあることも過去のデータからも読み取れます。しかし、元本割れリスクは0%にはならない事、このデータは将来を保証するものでもないので妄信は禁物です。

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アセットマネジメントoneより引用

デメリット

短期で大きなリターンは狙えない

メリットの部分で「分散投資になるので、損失リスクを抑えられる」と書きましたが、リターンの場合も同じで、一社が高くなっても他の銘柄に相殺されてしまいます。

運用コストがかかる

投資信託ETFは運用を任せるため、運用コストを支払う必要があります最近ではコストの競争が激しく、運用コストが安い商品が多く存在します

投資信託であれば、株式0.09%~0.24%、債券0.12~1.8%、REIT0.28~0.3%、バランス型0.16~0.22%が安いと思います。ETFだと株式0.03~0.08%、債券0.05~0.08%、REIT0.15~0.20%くらいに抑えたいですね。

アクティブ運用だと平気で1%くらいコストがかかってしまい、100万円運用していたら年間1万円取られてしまいます。

元本割れするリスクがある

投資信託ETFと言った金融商品は上下に価格変動するため、元本割れを1度はしてしまいます。もし購入手数料のかかるものであれば、投資信託ETFを買った時に手数料分元本割れしています。

長期運用をすると大きい下落を経験する

2021年5月現在の全世界株式の投資信託ETFの内訳は、6割が米国株で占められています。近年では、日本株新興国株は米国株との連動が高くなっています。

そんな米国株市場は、1926年~2011年までの過去85年で、‐20%以上の下落を8回ほど経験しています。2020年のコロナショックも合わせると9回ですね。大体10年~15年くらいの周期で‐20%以上の下落を経験します。

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my INDEXより引用

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my INDEXより引用

長期運用をするとリスクが増える

リスクとは値動きの幅、つまり運用資産の不確実性の事ですが、投資の期間が長期化すると、リスクは拡大していきます。

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トウシル「楽天証券」より引用

オススメ商品

筆者のオススメは全世界株式に連動した金融商品です。代表的なものとしては、世界株式eMAXIS Slim 全世界株式楽天・全世界株式インデックス・ファンド SBI・全世界株式インデックス・ファンドなどです。

 

おわりに

インデックス投資は、全世界株式に連動する商品を購入すると、プロ並みの成績を出せる可能性があり、誰がやっても同じような安定した成績になる可能性があります。長期運用をすれば、資産価値のブレ幅は大きくなり、さらには暴落を経験して長い期間、苦しい思いをすることあります。しかし、狼狽売りをしなければ、元本割れリスクは減少していき、貯金より有利になり得ると筆者は考えています。

これから投資を始めたい人は、少し勉強をしてからインデックス投資を始めてみてはいかがでしょうか。ただし、私は責任を一切負いませんので悪しからず。

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投資信託とは何か?

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参考サイト

投資のデータ集:過去の市場暴落と回復年数 - myINDEX

勘違いだらけの「長期投資」 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

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