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【投資におけるリスクとは何か】投資初心者に知って欲しいこと

こんにちは、ミムです。今回は投資におけるリスク(標準偏差)について書いていこうと思います。

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リスク(標準偏差)とは

リスクとはリターンのブレ幅の事

投資におけるリスクとは、「リターン(期待する利益)のブレ幅」の事を表します。リターンのブレ幅が小さいことを「リスクが低い」、ブレ幅が大きいことを「リスクが高い」と言ったように使います。またリスクは「結果が不確実であること」を意味します。リスクを減らす事は、確実性を増すことを意味します。

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三井住友トラスト・アセットマネジメントより引用 

リスクとは?|三井住友トラスト・アセットマネジメント

ブレ幅の数値化

株価などの値動きは、統計的に見て一定の範囲で上下することが知られています。それを数値化させたリスクは、統計学用語で「標準偏差」と呼ばれています。リターンとリスクという具合で書いてある場合のリスクは、振れ幅の事と思って良いと思います。

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my INDEXより引用

正規分布

日本株式や外国株式、日本債券で、リターンとリスクが違ってきます。上記の表の外国株式を正規分布にすると下の図のようになります。

 

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具体的な図

正規分布をもう少し分かりやすく図解すると下の図のようになります。投資を行うと振れ幅の大きさにより、含み損をすることもありますが、含み益になる期待値の方が高い事がイメージしやすいと思います。

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外国株式は平均リターンが7%、リスクが20%です。これは平均リターン7%を中心にして、±20%の変動が約70%の確率で起こる事を表しています。

通常では、どのくらいに収まるか

計算の便宜上、正規分布で考えると、約95.4%が平均値から±2標準偏差の中に入ります。金融業界では、平均マイナス2標準偏差の値くらいを最悪の目処として想定します。お金に強くなる!(ハンディ版)P100より引用 著者/山崎元

 上記の引用を参考にすると、100万円投資を行うと、1年後に約95%の確率で67~147万円の範囲内に収まるということです。最悪の場合100万円が1/3になってしまうということですね。逆に言えば最高の場合は、100万円が約1.5倍になっているケースもあると言う事です。

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暴落では?

暴落に巻き込まれると、資産が半分以下に減ることもあります。2008年に起こったリーマンショックの年の株価は±2標準偏差(2σ~‐2σ)に収まらない事象です。‐33%以上の損失が出る確率は約2.3%です。

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my INDEXより引用

大体10年に1回のサイクルで暴落が来ることが、歴史から読み取れます。投資した時が暴落直前の高値掴みだと、資産が翌年には半分になることもあり得ます。しかし、手放さずに長期投資を行えば、一括投資を行っても大丈夫です。参考記事はコチラ【高値掴みをしたらどうなるか】米国株式市場でシミュレーション 

まとめ

投資におけるリスクとは、「リターン(期待する利益)のブレ幅」の事で、リスクが大きければ不確実性が増えて、リスクが小さければ確実性が増えます。またリターンを中心に変動するため、長い目で見れば儲かる確率の方が高いと言えます。

通常の相場であれば±2標準偏差(σ)の範囲内に収まりますが、暴落の時には、この限りではなく、資産が半分になることもあります。しかし逆に儲かる可能性もある事も覚えておいてください。

参考にさせて頂いたサイト

リスクとリターン|投資の時間|日本証券業協会/【用語解説】リスク(標準偏差)|トラインベスト

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