日々の生活において、私達は様々な固定費を抱えています。
家計の支出項目は。「変動費」と「固定費」に大きく分けられ、家賃、光熱費、通信費、保険料などは固定費です。
これらは必要な支出ではありますが、無駄な出費が潜んでいることも少なくありません。
家計の改善をするなら、まずは固定費の節約から行った方が効果がありオススメです。
固定費を見直すことで、節約につながる可能性があります。このブログでは、固定費の節約についていくつかのヒントをご紹介します。
住居費
家賃やローンは手取り収入の25~30%が目安です。家賃が収入に見合っていない場合は、大家さんに交渉をしたり、家賃が安いところに引っ越しをしましょう。
引越しをする際は、引っ越し費用の一部を負担してくれる自治体もあるので、引越し前に自治体の制度を確認しましょう。
住宅ローンを組んでいる人は、ローンを借り換えることで月々の支出を抑えられる可能性もあります。
例えば、2000万円を30年返済、金利2%で借り入れた場合月々7万3920円の返済になります。これを金利1%に借り換えると6万4320円になり、約1万円の節約することが出来ます。
価格.com - 住宅ローン 人気ランキング 2020年上半期 変動金利 部門|住宅ローン比較
通信費
ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアだと1台6000円~1万円かかりますが、格安SIMに変えると2000円から4000円程度に納めることが出来ます。
スマートフォン料金プラン比較【2020年11月】 - 価格.com
保険
日本は公的保険がとても充実しているので基本的に必要な保険は、掛捨ての生命保険、火災保険、自動車保険の3つだけです。
医療保険は公的保険に高額療養費制度があるため、基本的には不要です。しかし先端医療を受ける可能性はとても低いですが公的保険の適応外なので、不安な人は好みで医療保険をつけましょう。
この画像は、一人あたり年間でどれくらい生命保険に保険料を支払っているか調査したものになります。(出典:生命保険文化センター)
生命保険だけで月1万円以上払っている人が多いようですが、今では月3000円で加入できる生命保険があるので、そちらの方がおすすめです。
生命保険見積もりサイト
価格.com - 生命保険(死亡保険) 比較・見積もり|あなたの保険選びをサポートします
火災保険も不動産の管理会社から勧められたものではなく、ネットなどで契約できる割安の商品がおすすめです。
賃貸マンションのための「火災保障」 | 共済・保障のことならこくみん共済 coop <全労済>
自動車保険の見積もりサイト
選ばれている自動車保険比較サイト【保険スクエアbang! 自動車保険】
医療保険は先進医療を掛金月500円で受けられるものもあるのでそちらがお勧めです。
先進医療保険 Linkx coins(リンククロス コインズ)-SOMPOひまわり生命
サブスクリプション
1つ1つのサブスクリプションのサービスや月額会費はおおよそ1,000円程度ですが、複数の契約をしていると負担が増えてしまいます。
まずは、契約しているサービスを把握することで無駄な費用を節約できます。多くのサブスクリプションは、クレジットカードなどから自動引き落としされることが一般的なため、何を契約しているか失念してしまうことがあります。
銀行の通帳やクレジットカードの利用履歴を確認するなど、どのサービスに加入しているのかを把握する方法を使いましょう。
家計の見直しは固定費から
変動費と固定費のどちらを減らすべきかは、家計の状況や目的によって異なります。しかし、一般的には以下の理由から、固定費を減らす方が良い場合があります。
固定費を節約するメリット
削減効果の持続
固定費を節約する最大のメリットは、一度見直しをしたら削減効果が持続することです。例えば、月8,000円のスマホ料金のプランを月3,000円のプランに切り替えたら、毎月5,000円の節約になり。年間60,000円節約できる計算になります。
支出の予測が容易
固定費は毎月同じ金額が発生するため、予測が容易です。これに対して、変動費は毎月の支出が異なるため、予算立てや計画が難しくなることがあります。固定費を下げることで、収入と支出のバランスを取りやすくなり、予算管理がしやすくなります。
固定費は支出が予測しやすい
固定費は、毎月同じ金額がかかる支出であり、予測しやすいため、削減の余地がある場合は、確実に減らすことができます。一方、変動費は、毎月金額が異なる場合があるため、予測が難しい場合があります。
固定費は支出が大きい
固定費は、住宅ローンや自動車ローンなど、一度に大きな金額がかかる場合があります。そのため、固定費を減らすことで、家計の負担が軽減され、貯金が増えたり、生活の質が向上する可能性があります。
固定費を節約する際のコツ
節約額が大きいところから見直していくことが節約をするコツです。例えば、家賃、車、保険、通信費などは見直すことで大きな節約になる可能性があります。
固定費の理想割合
固定費は通常、変動費に比べて家計支出の割合が高いため、固定費を見直すことは生活費の削減に直結します。一般的な目安としては、「収入の45%を固定費、35%を変動費、残りの20%を貯蓄に充てる」とされており、この割合を実現することが理想的です。
まとめ
資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)
この式は支出を最適化する事が、資産形成においてとても重要だという事を表しています。
住居費で月1万円、携帯代と保険代で5000円ずつ固定費を削減できれば、無理なく年間24万円もの節約が可能になります。42年後には1000万円もの差が出来てしまいますね。
収入を月2万円増やすことは容易ではないですが、支出を下げることは誰にでも可能で再現性が高いと思うので、まずは固定費の見直しをしてみてはいかがでしょうか。